底辺と言われれば底辺

ビルメンとして2年働いているが、言葉は悪いが、ピラミッドの一番下にいる気がする。階級制では、奴隷みたいな感じだ。今風に言えば、下請け。

ビルメンはなんでもする。

外壁の壁が欠けていたら、補修しないといけない。

客室にハチがいれば、追い出さないといけない。

エレベーター前で、ゲロを吐いた客の清掃をしなければならない。

この2年間で結構な作業をした。

終わりがない・・・このような作業を毎日するという気持ちが最近辛くなってきた。

待機室にいると、電話がかかってくるのがとてつもなく辛い。

次は、どんな内容だ。どんな作業だとか。だんだん、不安に感じるようになってきた。

使い捨ての道具のようにホテルの人間に作業しろと命令されている気がする。

使いやすいロボットのようだ。

 

ちょうど1年前ほどか、ホテルの人間が話していた言葉を作業してい時に、小耳にしたことがある。

「あの人地べたに這いずって作業するのお似合いだね」と聞こえてきた。

たぶん俺のことだろう・・・・怒りはなく・・・・なんとなくそのとうりと同意してしまった。

こんな仕事しか俺にはできないと、なんとなく察してしまった瞬間でもあった。

 

最近は、汚い作業でも平気には感じ、何言われても平気になったような気がする。

 

最近、久しぶりにバットマンの映画をみた。

その中で、主人公の父親が言っている。

「人はなぜ落ちるのか・・・・・・・。這い上がるためだ!!!!!!!」

結構カッコよい言葉だ。

「人はなぜビルメンになるのか・・・・・。仕事が楽だと思ってるからだ!!!!」

中途入社の人間は地獄だぜ!!!!!!!